スリリンの作り方
需要があるかどうかは正直不明だけど、「スリザーリンク 作り方」とか検索してもなかなか出てこないので、後世のためにスリザーリンクの作り方でも残しておくことにする。
基本的に、スリリン作る方法は、(スリリンにかぎらず、たいていのペンシルパズルでそうなのだが、)解くように作るというのが主流のようです。
この作り方によるメリットは、いくつかあって、
1 別解が防ぎやすい
2 解けない問題が生成されることはない
3 難易度が調整できる
4 作ってて楽しい
5 スリリンがある程度まで解けるひとなら誰でも作れる
の5点が挙げられると思います。特に、4が大きいと思います。たとえば、よくスリリンはループを書いてから、そこから数字を抜き取って作っていると誤解されがちですが、その方法だと、確実に解ける保障はないし、作っててあまり楽しくない(少なくとも個人的にはそう思う)ので、解きながら作るってのがやっぱりよいと思います。
さて、本題のスリリンの作り方に入るとします。
基本的に、
神になったつもりで作るといいです。
まあ冗談ですけど、あながち間違ってもいません。というのも、解きながら作るので、作者の好きな定理をたくさんいれられたり、逆に嫌いな定理をいれなかったりすることができるんです。まあ基本的にはすぐ決まるところを何箇所か作って、そこを足がかりに線を拡張していくとよいと思います。
ってことで、さっそく実践してみたいとおもいます。
まず、数を明かす場所を決めます。10*10のサイズだと、多分40個くらいが調度よいのではないでしょうか。まあ、あとで付け足すことも出来ますが。ここで、スリリンの場合、表出(明かす場所)は基本的に真ん中を中心に点対称な配置という暗黙のルールがあるので、それにはしたがいましょう。
あと、線の通らない領域が多くなると、パズルとしての面白みが減ってしまうので、盤面は、まんべんなく使ったほうがよいです。
今回の表出はこんな感じ。
4方向に対称にしてみました。最初のうちは、あまり広い空間をあけないほうがよいと思います。
だいたいスタンダードなかんじ?真ん中の空間は注意しないと決まりません。
ここにどんどん数字を入れていきましょう。とりあえず、03とかを入れてみることにします。このとき、数字をいれたらそれで決まるところまで線・×(通らない印)をいれましょう。そうしないと、あとあとで困ります。
左のほうの010の並びはあるとおかしなことになるので、消しました。
そんでもって、ちょっと進んで、真ん中の空間がこれだけだと決まらないことが発覚したのでふたつ表出を増やしてみます。
作るときでありがちなミスは、間違えて小さなループを作ってしまうことなので、それには十分注意しましょう。じぶんはサイズが大きくなったときに、これをよくやってしまいます。
最後のほうは問題として成立することを目指せばいいかと。
んで、できあがったら、解きなおしをして、解ければオーケー。
これで完成です。
そんなに難しくないので、解き飽きたってひとは作ってみるのもいいかもしれません。
あと、一応これは自分の場合の作り方なので、他の作り方で作ってる人もいるかもしれませんが、まあそれはそういうことで勘弁してください。
※1/18追記
ニコリ本誌では、0を隣接させてはいけないという暗黙の了解がありますが、個人で作って楽しむ分には、そんなのは無視してもよいと思います。ただ、0を隣接させたスリリンをニコリに投稿して、それが掲載されるかは甚だあやしいです。